Excelの条件付き書式を活用して、特定のセル・範囲に自動で色を付けよう!

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こんな人にオススメ


  • Excelで工程表やカレンダーなどを作っている
  • Excelを見やすくするために手動で頑張ってセルに色付けしている

こんにちは、30代会社員のおしょうさんです。

30代といえば前線から徐々にバックオフィスでの実績・組織管理の業務が徐々に増えてきている頃ではないでしょうか?

いままでは自分一人の世界だったところから見る範囲が広くなることで

 ・Excel管理表を色付けしてパット見で状況がわかるようにしたい
 ・みんなに見られるExcelだから少しでもみやすくしたい

こうしたニーズが増えるのも自然な流れだと思います。

本記事はこうしたニーズの解決策として「条件付き書式」を活用した自動での配色方法について、複数の具体例を交えてご紹介しちゃいます♪

前半では基本編として特定のセルのみを色付けする方法を、後半では行全体を色付けする方法を解説してます。

人に見せるExcelとしても、自分で管理するExcelとしても、色付けでグッと完成度あがるのでぜひご活用ください!

条件付き書式を活用して自動で色付けする方法

・条件付き書式の設定は「ホームタブ」⇒「条件付き書式」から
・セル自体を色付けしたい場合はお好みの条件をその場で指定
・行全体を色付けしたい場合は「新しいルール」⇒「数式を使用して、書式設定するセルを決定」から設定


<完成イメージ①基本編:セルの値が100以上のみ色付け>


完成イメージ②応用編:現在の進捗に応じて行ごと色付け>

目次

基本編:まずは特定のセルのみを色付けできる基本を押さえよう

条件付き書式とは設定した条件を満たしたセルに指定の書式を設定できる機能

条件付き書式では設定した条件を満たしたセルに指定の書式を設定することができます。

例えば〇件以上の場合、〇件以下の場合、〇件と一致する場合に色付けをするなどです。

また件数に応じたグラデーションでの配色も可能ですし、条件を数式で指定することも可能です。

条件付き書式を使って成績に応じた色付けをしてみる

基本編では具体例として部署別の月間成績をイメージしたものを利用していきます。

新規案件が100件を超えた優秀な部署を目立つようにしたい

実務でよくあるシーンに最低ラインであるノルマを達成できたかどうかを確認したいケースがありますよね?

実際は達成できてないところを目立たせますが、心臓に悪いので達成できているところを目立たせましょう笑

STEP
対象範囲を選択、「ホームタブ」の「条件付き書式」を選択
STEP
「セルの強調表示ルール」⇒「指定の値より大きい」を選択
STEP
「値」と「書式」をお好みで選択(今回は100、黄色系の設定で)
STEP
完成♪

件数に応じてグラデーションで色付けしたい

上記では100件以上かそうでないかで塗り分けするだけでした。

ただ実際は99と100に大差ないとすれば連続性をもって配色したいことも多々あります。

その場合は「条件付き書式」のカラースケールを選択すればOK。以下は赤のカラースケール例。

こうしてみると、年間ではAが最優秀なものの安定感がなく、Bが安定していることが一目でわかりますね

打ち手の方向性も両部署では異なるため、こうした傾向をとらえることのメリットは大きいですよ。

上位5部署に色付けをしたい

今度は絶対数ではなく、相対的に優秀な部署を見つけたいニーズにお応えします。

例えば6月の成績優秀部署3部署をピックアップしたい、などですね。

STEP
対象範囲を選択、「ホームタブ」の「条件付き書式」を選択(今回は6月実績に注目)
STEP
「上位/下位ルール」⇒「上位10項目」を選択
STEP
「上位何項目までを対象とするか」と「書式」をお好みで選択(今回は3、黄色系の設定で)
STEP
完成♪

応用編:数式を活用して行全体や列全体を色付けできるよう拡張しよう

基本編では条件を設定したセル自体を色付けする方法をご紹介しました。

しかし、実務ではそのセルだけではなく同じ行全体を塗りたいシーンがしばしばあるかと思います。

例えばチェック表や工程表など、完了したものは行ごと灰色で塗りつぶして目立たなくするなどがよくある例ですね。

案件管理シートで進捗に応じた配色を行全体につけよう

Excelでプルダウンメニューを作成する方法で用いた案件管理シートを使って、進捗に応じて行ごと色付けしてみましょう。

現在の進捗が「完了」であれば目立たなくするために灰色で、「未着手」であれば目立たせるために黄色で色付けします。

STEP
対象範囲を選択
STEP
「条件付き書式」⇒「新しいルール」を選択
STEP
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択
STEP
ルール内容に、現在の進捗が”完了”かどうかを判定する数式を設定

・選択した対象範囲の一番上の現在の進捗セルを選択(今回の例だとC2)
絶対参照を複合参照に変更($C$2⇒$C2)して式を入力(=$C2=”完了”)
 ※これを忘れると現在の進捗のみを色塗りしてしまう

STEP
書式で塗りつぶしたい背景色を選択
STEP
確定して反映されていることを確認
STEP
未着手も同様の手順を繰り返して、数式を修正すれば完成♪

カレンダーで曜日や祝日に合わせて行全体を色付けしよう

チェック表・工程表と共に色付けニーズの大きいカレンダー。

こちらは「Excelで作ったカレンダーに祝日情報を追記したい!オススメ方法2選と色塗り方法!」で詳細紹介しているので、よろしければご参照ください♪

まとめ:条件付き書式を活用して自動で色付けする方法

本記事ではExcelの条件付き書式を活用して、特定のセル・範囲に自動で色を付ける方法についてご紹介しました。

条件付き書式を活用して自動で色付けする方法

・条件付き書式の設定は「ホームタブ」⇒「条件付き書式」から
・セル自体を色付けしたい場合はお好みの条件をその場で指定
・行全体を色付けしたい場合は「新しいルール」⇒「数式を使用して、書式設定するセルを決定」から設定

Excelでの管理表などは徐々に減ってきてはいるものの、まだまだ現役です。

条件付き書式を使いこなしてワンランク上のExcelシート作成にチャレンジしてみてください♪

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